「あ、あ、あのさ。今度一緒に出掛けない??」
こんな感じの会話を聞いたことがあると思います。
最初の出だしがはっきりとしていませんよね。
これはいわゆる”どもり”というやつですね!!
大人の場合、恥ずかしくて好きな子誘うのにどもっちゃう!てな感じですね。笑
しかし、子供がどもっていたらどうしたのか?と思いますよね。
特に、幼児さんなんかは心配になってしまうと思います。
そこで、今回はこのどもりについて紹介していきたいと思います!
どもりについて

それでは、まずどもりについて説明していきます。
どもりというのは、吃音(きつおん)と呼ばれています。
発話障害の1つで、発達性吃音と獲得性吃音がありますが、幼児の場合は発達性吃音の方に分類されています。
発達性吃音
この中には要因が3つあるとされています。
- 遺伝的要因
- 環境的要因
- 心理的要因
このように要因として分けられてはいますが、原因ははっきりしていません。
環境的に関しては、周りにいるとそれを真似することで発症したりします。
心理的なものについては想像がついているとは思います。
過度なストレスや不安などからも吃音は発症するのではないかと考えられます。
獲得性吃音
これは青年期に多く見られ、原因もはっきりとしています。
これになる原因としては、過度なストレスからくるものとされます。
また、脳卒中などの病気からなるものでもあります。
以上が吃音についての説明になります。
こう見ると、結構大変な病気なんじゃないかな…。って思うと思います。
その不安を解消できるような説明をつぎからしていきますよ。
吃音は治るのか。

どもりというのは、はっきり言って治ります!
発症からだいたい3年くらい経つと自然と消えてくるとされています。
発症は大体2~3歳くらいなので、小学生になるくらいにはおさまっていることがほとんどです。安心してくださいね。
治りにくいという子供もいますよね。
そういう子はたいてい、自分の吃音を意識しすぎているか、周りから指摘されすぎているということが原因になっています。
吃音に対しての対処法

吃音になってしまったら、家庭などで出来ることはあるの?
こういう風に心配するのが親心。
ですが、対処法は特にないのが吃音の特徴です。
説明したとおり、吃音は自然治癒なのです。だから何もしなくて大丈夫なんです。
逆に、吃音を指摘してしまったり、言葉をせかしてしまったりすることで治りにくくなってしまうんです…。
吃音というのは、チックと同じで指摘されてしまったり、自分で意識しすぎてしまうと治っていい時期に治らなくなってしまうんです。
「もっとはっきりしゃべりなさい!」「早くいいなさい!」などの言葉は禁止です。
その子が話せるまで待ってあげること。これがとっても重要になってきます。
保育所にも、どもってしまう子がいて、いつも「あーー、あ、あのね!こ、こーの前ね?」というような形で話が始まります。
そいうとき保育士は必ず、焦らすことなく次の言葉を笑顔で待ち、その子が全てを話し終えたときに、その話した内容に対しての返答をするようにしています。
吃音というのは冒頭に言ったとおり、発話障害の1つです。
そのことを忘れないようにしっかりと周りが支えてあげるのが先決です。
まとめ

- 吃音というのは、大きく2種類に分けられる
- 小学生くらいには治る
- 対処法は見守ること
今回はここで以上になります。
どもってしまうと、どもってしまったほうも少し恥ずかしくなりますよね。
でも、幼児の場合は自分で気づいていないということが結構多いです。笑
そのため、自分はちゃんとしゃべっていると思っているので、周りの子や大人たちはそのどもりを指摘しないようにしないといけません。
保育所には幸い、どもりをどうこう言う子は1人もいません。
どもりは、比較的誰にでも起こりうる障害でもあります。
そんな深く考えず、気長にリラックスしていきましょう。