大人だと、いびきを毎日かいている人って大勢いますよね。
だから、子供でもいびきぐらいかくものだと思っていませんか?
もし、お子様が毎日いびきをかいているならば、それは要注意です!
子供は毎日いびきをかかないものなんです!!何らかの病気が原因なので病院を受診しましょう。
目次
いびきの原因
子供のいびきの原因は何か気になりますよね。
原因は大きく分けて3つになります。
扁桃の肥大
扁桃というのは、咽頭の粘膜の粘膜の中で発達したリンパ組織の一つです。
一般的に『扁桃腺』と言われることが多いですが、正しくは『扁桃』です。その扁桃が普通より大きくなったものが扁桃肥大です。
アデノイド肥大
アデノイド肥大とは、鼻の奥にあるアデノイド(咽頭扁桃)が普通よりも大きい状態のことです。
アデノイドは扁桃腺と同様、喉周辺にあるリンパ組織です。
そして、アデノイド肥大は子供特有の病気と言われています。
鼻炎などの鼻の疾患
風邪をひいていないのに『くしゃみ』『鼻水』『鼻づまり』の症状がある場合はアレルギー性鼻炎です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは?
子供がいびきをかいていて、何が心配かというとちゃんと呼吸が出来ているかですよね。
テレビなどで見て知ってる方は多いと思いますが、睡眠時無呼吸症候群とは眠っている間に呼吸が止まる事です。
呼吸が止まっていないか、観察してみましょう。子供と大人では症状が違ってくるので、注意が必要です。
子供の場合はピタッと呼吸が止まる『無呼吸』ではなく、不十分な呼吸『低呼吸』の場合が多く、発見が遅れることもあります。
分かりやすくいうと、一見ちゃんと呼吸してるように見えてしまうけど、実はちゃんと呼吸ができていないということです。
ですから、呼吸していると勘違いをしてしまい病院に連れていくのが遅くなってしまうのですね。
どんな症状がでるの?
いびきをかく以外にも、十分な睡眠が得られないことによって様々な症状がみられます。
- お昼寝の時間が長い
- 落ち着きがない
- 呼吸があらい、口呼吸が多い
- 起床時の目覚めが悪い
- 寝相が悪い(寝返りが多い)
- 発育の遅れ
- 睡眠中の陥没呼吸
こんなに、いろいろな症状がでるなんて怖いですよね。
一緒に寝ていればいびきをかいていることに、すぐ気づいてあげれると思いますが、小学生ぐらいになると一緒に寝ていない場合もありますよね。
学校から授業料の居眠りが多いなど指摘されるようになったり、朝なかなか起きてこなくなったり、情緒不安定になってきたと思ったら、何か睡眠障害があるのではと気づいてあげたいですよね。
ひどくなると学力低下にもなりますし、成長ホルモンの低下により、身長が伸びなくなるそうです。
病院を受診する前に
病院を受診する際には、お子様が寝ている様子をビデオに撮っておきましょう。
お子様の呼吸がひどい時は、パジャマの胸を開いて5分間ビデオに録り、先生に見せると良いでしょう。
口で説明するより、見せたほうが先生も分かりやすいでしょう。
まとめ
風邪をひいて鼻が詰まっている時はいびきをかく時があります。いびきを1日2日かいたぐらいでは、慌てて受診する必要はありませんよ。
私の1歳の息子は、生後3ヶ月頃には風邪をひいて、数日いびきをかいてました。パパが息子のいびきで夜中起きて、『うるさい』と言っていたほどです。
『そんなことを言うなんて、ムカつく!』と次の日怒りましたけど(笑)
風邪の治りと共に、いびきも治りましたので、このような場合は受診する必要はないでしょう。
子供は自分では病気だと分かりません。ですから、パパママがしっかり見てあげましょうね。
呼吸が苦しいのは可哀そうですものね、何十日も続けていびきをかく場合は受診して、お子さんの呼吸を楽にしてあげましょう!