朝になったら寝て、夜になったら起きてくる。
こんな生活を昼夜逆転といいますよね。
大人でもやってしまいがちな人、または職業上そうせざるを得ない人。
色んな人がいるとは思います。
ただ、人間的には結構負担の大きなことになります。
それが赤ちゃんになってしまったら…。
昼夜逆転を赤ちゃんの頃にしてしまったとしたらどんな影響があるのでしょう。
今回はそれについて見ていきたいと思います。
昼夜逆転のメカニズム
では、最初に昼夜逆転はどうしたらなってしまうのか見ていきましょう。
人の体内時計というのはもともと25時間であるとされています。
それに対して、地球の時間は24時間ですよね。
そのため、元々の体内時計通りに生活してしまうと毎日1時間ずつのずれが起こりますよね。それによっていつの間にか昼夜逆転になっているということです。
大人はいつの間にか24時間に合わせるように体がしっかりリセットされます。
ですが、赤ちゃんの場合ですと大人が管理しないと体内時計通りになってしまいます。
24時間に合わせられるようになるのは約3か月くらいからとされています。
まあ、3か月経っても大人の目は必要ですけどね。
赤ちゃんだけでなく、大人でもあり得ることなので、しっかりと日光を浴び、日中も暗い中でなく日光の当たる場所で活動することで昼夜逆転を防ぐことができます。
特に、お年寄りや認知症などの方にはこれは結構効果的とされています。
そのため、赤ちゃんにも効果的だと私は思うのでぜひ試してみてくださいね!
それでは、今回の記事の本題の悪影響について見ていきましょう!
昼夜逆転の悪影響
これはずばり、心身の発達の遅れとして影響が出やすいとされています。
24時間に合わせるようにできているため、長い期間昼夜逆転が続いてしまうと自律神経が損なわれ、ホルモンのバランスが崩れていってしまうんです。
大人でもずっと長い期間昼夜逆転の生活を行っていると、体のどこかしらに悪影響が出ているはずです。主に大人とされていますが、子どもにも当てはまると思う悪影響をいくつか書き出しますね。
- 慢性的な睡眠不足
- 不眠症
- 免疫力の低下
- 集中力の低下
- 鬱病になる確率大
- 体内時計の乱れ
赤ちゃんにとって、睡眠というのは体の色々なものを形成するうえで大切なことになります。
それを怠り、昼夜逆転の生活をさせてしまうと発達するものが発達しなくなります。
脳、神経、成長ホルモン。すべてに悪影響が出てしまうんです。
睡眠バランスが崩れると生活バランスのすべてが崩れると思ってくださいね。
赤ちゃんの頃にしっかりとした生活リズムを作ることで、大人になったときに多少の乱れが出ていても、すぐに元に戻せるようになるとされています。
やってしまいがちなこと
赤ちゃんはいつでも寝ているイメージがあると思います。
そのため、
- いつも寝ているから寝たいときに寝かせておけばいい。
- 赤ちゃんが寝ているタイミングで自分も寝てしまえばいい。
こういう風に考えているママたち結構いますよね。
私も保育士です。お昼寝の時一緒に寝たいという気持ちもわかります。
ですが!この安易な気持ちが昼夜逆転へとつながってしまうんです。
最初に言ったように、人の体内時計は25時間で出来ています。
放っておくといつのまにか昼夜逆転になっているんです。
ですから、ママたちがしっかりと見てあげることが大切になってきます。
保育所でも0歳児の子は基本的に午前中に寝かせてはいますが、30分~1時間。
それ以上寝かせてしまうと、お昼寝と夜寝なくなってしまうので起こします。
お昼寝も基本的に乳児は2時間程度にしています。
無理矢理起こしてしまうと可哀想と思うかもしれませんが、生活リズムを整えるためにやらなくてはいけないことなんです。
ですので、おうちでもしっかりと管理してあげてくださいね。
まとめ
- 人の体内時計はもともと25時間
- 発達するものも発達しなくなってしまう
- しっかり管理してあげましょう
今回の記事はここでおしまいになります!
昼夜逆転、赤ちゃんの睡眠がどれだけ大事で怖いのかわかってくれたら嬉しいです。
赤ちゃんだけでなく、大人も睡眠は大切です。
仕事などで忙しいとは思いますが、しっかりとした睡眠が何よりも大切ですよ。
もしも、寝る間も惜しんでやらないと怒られてしまう!という方たちは、この記事を読ませて、どれだけ睡眠が大切が教えてあげてください。
大人も睡眠をしっかりとらなければいつか壊れてしまいますよ。
壊れて捨てられるおもちゃになる前に、人間に戻りましょう。(切実に!)